• 2019/07/22
  • 歯科コラム

仕上げ磨きのコツ


『仕上げ磨きの仕方』

 

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回は仕上げ磨きについてお話します。

「毎日頑張っているけど、磨けているか心配」

「正しい磨き方が分からない」

など、思っている方が多いと思います。

仕上げ磨きのコツやポイントをいくつか紹介します。

 

仕上げ磨きの基本姿勢は、年齢にかかわらず「寝かせ磨き」です。

お母さんの股の部分に頭を置いてあおむけに寝かせましょう。

立たせ後ろ磨きという方法もありますが、

子どもの身長やママの体形の変化で見え方が違ってきますし

磨き残しの原因にもなってしまうので、やはり寝かせ磨きがいいでしょう。



◎磨き方のポイント◎

1.利き手でない方の手で補助する

歯ブラシは、歯の面に垂直に当てます。

子どもの場合は90度に当て、ほうきで汚れを掃き出すイメージでこきざみに動かします。

奥歯を磨くときは、利き手でない方の人差し指で頬の内側斜め上に引っぱるとよく見えます。

歯ブラシが入るスペースも確保出来ますし、目で見ながら歯ブラシも出来ます。

 

2.優しい力加減で

理想のブラッシング圧は100150gと言われています。

歯ブラシを爪に押し当てて、爪が白くなるくらいが目安です。

爪を歯、指を歯茎に見立てて、爪の付け根に歯ブラシを当てて動かし、

痛くない力加減を確認しましょう。

 

3.人さし指でガード

上唇の裏側にある筋「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」は、

歯ブラシが当たると痛い場所です。

上の歯を磨くときは、人さし指でガードしてあげましょう。


このポイントをおさえてみてください。

特に、利き手でない方の手で補助すると磨き残しが減りますし、

磨きにくい唇側の歯の面も磨きやすいと思います。

 

 

◎嫌がらないコツ◎

対策は段階に応じて3つあります。

 

ステップ①

まずは、そもそも嫌がらないように、歯が生える前から歯ブラシに慣れさせる準備しましょう。

いきなり口に入れないで、足→手→顔→唇、と少しずつ口の中へ近付けていきましょう。

日頃から頬や唇を触られ慣れていると歯ブラシが比較的嫌がらなくなります。

 

ステップ➁

一気に磨かないで、一回一回ブラシを出しましょう。

ゆっくり呼吸したり、唾液を飲み込んだりできる時間をつくってください。

 

ステップ➂

それでも嫌がるなら、一回の目標の秒数を決めます。

できたら褒めて、少しずつ秒数を長くします。

最初は3秒でも大丈夫です。

「いぃぃぃち、にぃぃぃい」とゆっくりカウントして時間をかせいでみてください。

泣いて嫌がっても、約束したら必ず守らせる根気も必要です。

 

仕上げ磨きは上の前歯が生えたら真剣に取り組んでほしいのですが、

毎回、完璧である必要はありません。

「夜寝る前はきれいに磨ければいい」

「朝は上の歯だけはしっかり」

くらいの気持ちで構えすぎず、毎日続けることが大切です。

 

 

当院では、ご本人様への歯磨き指導のほかに、

お母様、お父様への仕上げ磨きの仕方もお教えしています。

歯が生えてきたけど、どうしたらいいか分からない方や、

仕上げ磨きが出来ているか心配な方は

是非一度ご予約いただけると嬉しいです。

スタッフ一同お待ちしております☺

 

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