• 2019/07/08
  • 歯科コラム

フロスの重要性


関東も梅雨に入りジメジメした日が続きますがみなさんいかがお過ごしですか?   

今日はフロスの重要性についてお話ししたいと思います。 

「フロス」という言葉をみなさんも一度は聞いたことがあると思います!  

しかし実際手にしたことがある人は少なく、外国人のフロス使用率が70%なのに対し、

日本人のフロス使用率はなんと、たった20%です.....。

日本人はそもそも歯が痛くなったり虫歯になったら歯医者に行く!という意識を持つ人が多いため  

オーラルケアに対する意識が低くほとんどの日本人が毎日のお手入れで使うのは、歯ブラシ1本と、歯磨き剤のみ。  

オーラルケア先進国のドイツでは予防”や“クリーニング”のために歯医者に行く人がほとんどで

お手入れにも平均6種のアイテムを使用しています! その中でも大事になってくるのがフロスです!


メリットとしては

 ①ブラッシングだけよりも歯垢がよく落ちる 

デンタルフロスは歯と歯の間など、歯ブラシの毛先が届かないところにも届き、

3分の歯磨きでは歯垢除去率がおよそ6割なのに対し、8割程度にアップするといった試算もあります。

②早期発見に繋がる デンタルフロスを使うと、初期の虫歯や歯周病などの早期発見につながる。

その理由は、歯ブラシでは気づくことができない、以下のような症状に気づくことができるからです。

以下の項目に当てはまるものがあれば、虫歯などの初期段階である可能性が高いです。

・歯の表面が凸凹していて引っかかる感じがする 

・歯同士が重なる箇所以外の毎回同じ部分でフロスが引っかかる

・出し入れの時に糸がひっかかってバラバラになる

・歯と歯の間でざらざらした感触がある 

もし当てはまる点があれば、一度歯医者さんに診てもらうようにしてください。

初期の虫歯であれば治療も軽く済み、通院期間も短くて済みます。

③口臭予防に効果的 

口臭の原因の一つは、歯に残された食べカスです。

食べ物自体がニオイを発する場合もあれば、食べカスが蓄積して発酵するなどして、強いニオイを発している場合もあります。

もう一つの口臭の原因となっているのが、歯垢です。

歯垢は雑菌が繁殖しやすく、口臭の元となるニオイを発することがあります。

デンタルフロスを使えば、歯ブラシでは取り除くのが難しい食べカスや歯垢もすっきり取り除くことができます。

口臭の原因を取り除くことができるので、口臭予防に繋がるのです。

④補綴部の状態をチェックできる 

デンタルフロスを使うことで、インレーなどのいわゆる歯の詰め物や、被せ物などのチェックが可能になります。

歯の詰め物や被せ物は、経年劣化などで外れてしまったり、浮いてしまったり、

グラグラと不安定になっていることがありますが、フロスを使うことで早く不具合に気づくことができるのです。

フロスが切れる、ひっかかるなどの異常があれば、被せ物が外れかけている可能性がありますので、

気になる点があれば歯医者さんに診てもらいましょう。 

詰め物や被せ物に不具合があると、そこから虫歯が発生したり、歯周病の原因となることがあるため、

意識的に確認することが大切です。



このように、デンタルフロスというのは、

虫歯や歯周病を予防する上で、非常に役立つ清掃器具です。

手間がかかったり、慣れるまでに少し時間がかかったりするかもしれませんが、

積極的に活用して歯の健康を保ちましょう! 


当院でもフロスを販売しておりますので どうぞお気軽にお声がけ下さい(*^▽^*)

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