- 2019/05/28
- 歯科コラム
歯周病ってなに?
今回は知覚過敏にも関連のある
歯周病についてお話したいと思います。
●歯周病とはどうゆう病気?
歯周病というと歯がグラグラしてきたり
歯茎が腫れてきたりというイメージが大きいと思います。
それはなぜかというと、歯を支える周りの組織に
炎症が起きているからです。
現在、日本人の80%は歯周病といわれています。
特に40代後半から増加がみられるため注意が必要です。
●歯周病からくる影響
・歯茎がむずがゆい
・歯が長くなってきた
・歯がしみる
・朝起きた時、口のねばねばが気になる
・口臭がする
このような症状があったら、歯周病が進行してる
サインかもしれません。
また歯周病はお口だけの病気ではなく、
身体への影響を及ぼしていると研究により明らかになっています。
お口の中には何百種類という細菌が生息していますが、
口から体の中に入り込むさまざまな病気を引き起こし
たとえば心臓病、肺炎、糖尿病、早産、などです。
歯周病は歯周病菌のかたまりである歯垢(プラーク)や歯石による歯ぐきの炎症ですが、
歯と歯ぐきの健康維持は全身の健康につながっているのです!
●歯周病って治るの?
歯周病で一度溶けてしまった骨は二度と戻りません。
すべてのケースが対象ではありませんが、現在では
人工骨などを使って骨を再生することもできるように
なりました。
しかし歯周病の原因は歯肉の周りの汚れなので
それをためない、増やさないための予防、治療で
現状維持はできます。
当院では歯周病のメインテナンスは
正しい歯ブラシの当て方からご指導させていただき、
そのあとに歯肉の中に隠れてる歯石を取り除き、
根の表面をなだらかにして炎症を引き起こす
細菌を除去します。
定期検診では表面上の汚れを取るクリーニングですが、
歯周病のメインテナンスは細かい所をお掃除していきます。
歯周病は自覚症状があまりなく進む病気です。
しっかりとしたメインテナンスをして
早めの予防をしていきましょう(*^-^*)