- 2019/03/06
- 歯科コラム
どんなたべものが好きですか?
みなさんはどんなたべものが好きですか?
カレーライス?ハンバーグ?
カロリーや塩分は気にしても噛む回数を気にした事はありますか?
今回はたくさん噛む食事についてのお話です。
◇たくさん噛む食事のメリットは?
・たくさん噛むことで唾液がたくさん出るようになります。
→ムシ歯や歯周病になりにくくなります。
・こどもの場合「あごの骨」の成長促進が期待できます。
◇どんなたべものがたくさん噛む食事なの?
たくさん噛む食事といわれても具体的なものが思い浮かびずらいですよね。
ポイントは…
・生野菜などの固い物
・パンの耳などの水分量の少ないもの
・ゴボウなどの繊維質なもの
・イカなどの弾力のあるもの
噛む回数を比べてみましょう!
りんご(60g) 皮なし:120回 皮付き:222回
皮付きは噛む回数が倍に!
ごはん(100ℊ)白米:353回 雑穀米:526回 炊き込みごはん:660回
→炊き込みごはんにすると噛む回数は倍に!
キャベツ(50ℊ)千切り:115回 ざく切り:208回
→ざく切りで噛む回数は倍に!
サンドイッチ ミミなし:130回 ミミつき:202回 トーストミミなし:230回 トーストミミつき:260回
→ミミを取らずにトーストするだけで噛む回数は倍に!
焼くことでパンの水分量が減り唾液が減ったため唾液を出そうとして噛む回数が増えました!
少しの工夫で噛む回数を増やすことが出来ます。
しかし…気を付けてもらいたいポイントがあります。
それはたくさん噛まなくてもお水などでお口の中を潤してそのまま流し込んでしまう「流し込み食べ」です。
流し込み食べをしてしまうと…
パンのみ:141回 パン+牛乳:75回
→噛む回数は半分に!
枝豆のみ:290回 枝豆+ビール:148回
→噛む回数は半分に!
せっかく気を付けていてももったいないですよね。
唾液がたくさん出るようにのみものは最初と最後にする。お口の中にたべものが無くなってから飲む。などのルール作りをするのがオススメです。
分からない事があればスタッフに聞いてみてください。